1. Home
  2. > 今治の店・会社
  3. > コットンリサイクリング(株)

コットンリサイクリング(株)

コットンリサイクリング(株)
高尾正樹 日本環境設計

古着リサイクルの進化 綿繊維のシャツから新燃料を発掘
CISA&法人会&ガイアの夜明け
ガイアの夜明け (リサイクル) エリのささやき
古着からバイオエタノール、高尾正樹の挑戦。ガイアの夜明け。 ひらもと文化研究所。

09/11/17 ガイアの夜明け 第392回

みんなで今治・しまなみを宣伝しよう!

にほんブログ村 今治情報 このエントリーをはてなブックマークに追加

ファッション界の「油田」発掘
「プロジェクト中、店舗の売り上げが落ちなかったのには、ほっとした」
8月から10月にかけて経済産業省などの支援を受け、良品計画の「無印良品」やワールド(神戸市中央区)の各店舗で古着の店頭回収実験を行ったところ、増収効果が認められ、日本環境設計の岩元美智彦社長は事業の先行きに対する確信を強めている。社長は、来店頻度アップや環境にやさしい企業に対するごひいきの効果だとみているが、“タンスの肥やし”一掃効果も大きそうだ。
起業は、クラレで繊維のリサイクルを担当していた岩元社長と、当時、東京大学大学院の学生だった高尾正樹専務(研究開発担当)が異業種交流会で意気投合したのがきっかけ。
全国で回収される古着は年間200万トン。そのうち120万トンが綿繊維といわれているが、自動車の内装材やウエス(工業用ぞうきん)などにリユースされるのは十数%で、残りは結局、焼却される。
その後、高尾専務が助教として招かれた大阪大学で、先端科学イノベーションセンターの兼松泰男教授や池内智彦研究員の協力もあり、複数の酵素を組み合わせて綿繊維からバイオエタノールを高効率に作る技術が開発された。通常は綿の重さの20〜30%しかバイオエタノールが回収できないが、90%以上を回収できるようになり、その後も日々、技術改良が進んでいる。
5月に愛媛県今治市に設置した実証前試験プラントで、市場のバイオエタノールにコスト的に対抗できる事業的なめどをつけた。来年4月から同地で数十倍規模のプラントを操業し、回収タオルからバイオエタノールを生産する。四国タオル工業組合との共同事業として、国内最大産地の「今治タオル」ブランド力向上にも一役立てる考えだ。
無印良品などとの店頭回収プロジェクトは、さらなる大展開に向けた実験だ。同社は綿繊維だけでなく、化学繊維やプラスチックなども総合的にリサイクルを進められる態勢を構築している。リサイクルが売り上げに貢献することが分かったため、ブランド力向上や売り上げ増のための参画を今後、企業に呼びかける。新規株式公開(IPO)について社長は「大型プラントは1基10億円規模。5年後ぐらいに上場して資金調達の一手段としたい」という考え方を示した。
繊維を材料として回収するのは、“もったいない文化”発祥国ニッポンの独特のもので、海外ではあまり行われておらず、古い繊維からバイオエタノールを作る技術も競争は激しくないという。しかし、日本で回収される分だけでも立派な“油田”だ。鳩山由紀夫首相は2020年までに1990年比25%の温室効果ガスの排出削減を表明しているが、試算によると回収された古繊維からバイオエタノールが作られて重油などの使用量が減れば、削減分に対して0.5%の貢献となる計算で、国際公約に向けて少しでも積み増したい政府にとって無視できない活動となりそうだ。(09/10/29 フジサンケイビジネスアイ 大学発ベンチャー)

トップに戻る